ドキュメンタリー映画「奇跡の小学校の物語」(仮称) 安孫子亘監督
児童数の減少による廃校の危機を乗り越えた城山西小学校の奮闘を描いた映画製作が進んでいます。
2005年度、児童数が35人となった城山西小学校は市教育委員会から廃校の計画が示されました。
城山西小では小規模特任校として学区外から児童を受け入れ
陶芸家、舞踏家、音楽家などの芸術家や文化人を講師とした特別カリキュラム、放課後活動など特色ある学校を推進し、今年度は児童数100名を超える事ができました。
学校のシンボルとして校庭に咲く樹齢450年の「孝子(こうし)桜」。
孝子桜には親孝行の伝説があり、小学校を中心とした地域コミュニティを大切にしてきた地域住民にとって、廃校は大変な危機。
学校行事や放課後活動、祭りなどにも先生や保護者と共に全面的な支援、協力を続けてきました。
映画では学校と地域が一体となり、生き生きとした子どもたちの様子が描かれている事でしょう。今秋の一般公開が楽しみです。
城山西小では、保護者や地域住民、山岳会の協力を頂きながら、児童が古賀志山清掃登山に取り組みましたが
出発前に、安孫子亘(わたる)映画監督からも児童に激励の言葉が述べられました。
2年前から取材や撮影に入っている監督から応援の言葉を受けて、子どもたちは元気に登山に出発しました。
地元住民による映画製作委員会では、現在インターネットで資金を募る「クラウドファンディング」を行なっています。
「城山西小学校映画」で検索するとクラウドファンディングプロジェクトにつながります。
映画は一般公開に先駆け、宇都宮市で先行上映を予定しているそうです。